小型犬の飼い方 犬の病気 食べない場合の対処法

老犬がご飯を食べない時の原因と対処法【まとめ】|食べさせ方も解説!

老犬がご飯を食べない時の原因と対処法【まとめ】|食べさせ方も解説!

老犬がご飯を食べない様子

老犬がご飯を食べない時の原因別に対処法と食べさせ方をまとめて一覧で紹介しています。

今よりも食いつきが良くなり体が弱ってきた場合でも犬の負担を和らげる助けになると思います。

そもそも老犬がご飯を食べなくなる原因は

  • 味覚が変化した(味を感じにくくなった)
  • 嗅覚が低下した(匂いを感じにくくなった)
  • 嚥下力の低下(飲み込みにくい)
  • 消化機能が低下した(胃や腸に負担がかかりやすい)
  • 運動量の低下(必要なエネルギー量や筋肉量が低下する)
  • 口内トラブル(口の中が痛くてご飯が食べれない)
  • 筋肉量の低下(代謝が悪くなる)
  • 夏バテ
  • ストレス
  • 病気や痛みにより食べられない

これらが原因でご飯を食べなくなっているかもしれません。

これらの対処方法として

  • トッピングをする(香りの強いもの)
  • 甘味をかける
  • ドッグフードを変更してみる
  • 手作りドッグフードにしてみる
  • 犬が自然に立っている姿勢に近い状態でご飯が食べられる食器スタンドを用意する
  • 柔らかい食事や流動食を検討する
  • 噛みやすい食事に変更する
  • 歯科治療を並行して行う
  • ストレスの原因を取り除く

もしかしたら食事量が多いかも?

飼い主さんが「ドッグフードを食べない」と思っている子の体重や体型を調べてみると、特に問題なく健康的であることが少なくありません。犬はお腹いっぱいで食べたくないのに、飼い主さんが「もっと食べるべきだ」と思い込んでいるだけかもしれません。その場合、愛犬の適切な食事量を把握できていないことが原因と考えられます。

最適なカロリー量を知る

PETOKOTO FOODSが提供する「フード診断」(無料)を使っていただくと、1日の最適カロリー量を知ることができます。

これを利用する事のメリットとして

  • 無料(購入しなくても良い)
  • 犬種別にくわしい(雑種でもOK)
  • 活動量や体型も参考になる

たった10問の質問に答えるだけで1日に必要なカロリー量を知る事ができます。

または以下の記事を参考にしてもかまいません。

  • 犬の体重
  • 性別
  • 去勢・避妊
  • ライフステージ(生後~ヶ月、成犬、老犬など)
  • 肥満傾向な犬

これらの特徴を表で確認するだけで1日に必要な適切なカロリー量を知ることができます。

合わせて犬の体型を簡単に肥満かどうか?を確認できるセルフチェック方法もありますので一度確認してみてはいかがでしょうか?

記事:【カロリー計算が面倒な人】ドッグフード計算表と健康セルフチェック方法を大公開!

老犬がご飯を食べなくなる時の原因別に解説!

老犬はさまざまな原因でご飯を食べなくなる時があります。

明らかに体調の悪い場合には病院に行くことをお勧めしますが、ご飯を食べないだけであれば以下のことが原因である事が考えられます。

原因ごとに対処方法も変わってきますのでぜひ参考にしてみて下さい。

味覚の変化が原因でご飯を食べない場合

人間も犬と同じで歳をとると味覚が鈍くなります。

そのため今までと同じ味でも薄く感じたり、好きな味に変化が見られる事があります。

老犬(シニア犬)になるとこだわりわがままが強くなる傾向があり、食事を残したり食べなくなったりすることがあります。

対処方法

  • トッピングをする
  • 甘味をかける
  • ドッグフードを変更してみる
  • 手作りドッグフードにしてみる

トッピングはご飯を食べない時に簡単に調整できるので便利です。

犬は人間より味覚があまり敏感ではありませんが甘味は感じやすいので糖分控え目のハチミツやハチミツを薄めて与えるのも良いでしょう。

ドッグフード自体をあまり食べないようであれば一度変更してみると良いかもしれません。

香りがしっかりとしているフードやウェットフードは柔らかいので老犬でも食べやすいのでおすすめです。

それでも食べない場合は手作りドッグフードを試してみるのも良いかもしれません。

手作りドッグフードは栄養バランスや食べさせてはいけないものに不安があるかもしれません。

PETOKOTO FOODSであれば食いつきや良く栄養バランスもとれているのでおすすめです。

トッピングだけのものあるので気になる方は見てみて下さい。

嗅覚低下が原因でご飯を食べない場合

対処方法

◯香りの強い食材をトッピングする

嚥下能力の低下が原因でご飯を食べない場合

対処法

飲み込む力が低下している場合

◯犬が自然に立っている姿勢に近い状態でご飯が食べられる食器スタンドを用意する

◯柔らかい食事や流動食を検討する

消化機能が低下が原因でご飯を食べない場合

対処方法

消化機能が低下している場合

◯食事を柔らかいものに変更する

運動量の低下が原因でご飯を食べない場合

対処方法

口内トラブルが原因でご飯を食べない場合

いわゆる歯肉炎・歯周病が進行すると痛みを伴ってくるため、食欲が落ちることがあります。歯周病の治療には動物病院での処置が必要です。口腔内疾患による食欲不振は、比較的見分けがつきやすくもあります。

口をあけて歯肉の退縮がないか、歯肉炎や歯石の付き方はどうか、口臭の強さはどうかなどを確かめてみましょう。

対処方法

◯噛みやすい食事に変更する

◯歯科治療を並行して行う

筋肉量の低下が原因でご飯を食べない場合

老化によって筋力が衰えると、散歩で歩ける距離も短くなり痩せていきます。必要となる運動量や1日のカロリー摂取量も少なくなり、代謝も消化機能も低下してくるため、高齢犬のご飯を食べる量が少なくなっていくのは自然なことです。

筋力の衰えにより、食べる姿勢を維持することがつらいため、ご飯を今まで通りに食べなくなることもあります。

対処方法

運動量や基礎代謝が低下している場合

◯足腰に問題がなければ適度な運動をさせる

◯足腰に問題があれば食事量が足りているか体重やウンチの固さで判断する

夏バテが原因でご飯を食べない場合

対処方法

ストレスが原因でご飯を食べない場合

環境の変化があった

家族や同居犬が増えた、引っ越ししたなど、生活環境の変化によって、犬はストレスを感じることがあります。

コミュニケーション不足

留守番が多い、散歩や触れ合いの時間が少ないといった飼い主さんとのコミュニケーション不足から寂しさを感じると、犬はストレスを抱えてしまいます。

新しい刺激があった

旅行などふだんとは違う知らない場所に出かけたり、ほかの犬と会ったりなど、いつもと違う新しい刺激をストレスに感じる犬もいます。

飼い主と離れた

ペットホテルの預かりサービスや動物病院での入院、ペットサロンの利用などで、飼い主さんと離れることや狭いケージに入れられることに強いストレスを感じる犬もいます。

対処方法

ストレスの原因を取り除いてあげることです。

心当たりなくて原因が分かりにくい場合であればこちらの記事でストレスの原因となる行動について詳しくまとめていますので、参考にしてみて下さい。

記事:

病気や痛みが原因でご飯を食べない場合

病気によってご飯を食べなくなってしまった場合には、嘔吐や下痢といった消化器症状が見られます。

以下の項目がないかをチェック

  • 下痢、便秘
  • せき、発熱
  • 尿が出にくい、排尿痛、血尿、飲水量の異常な増加
  • 口臭がきつい、よだれを垂らしている、口内炎
  • お腹が張る
  • 呼吸が荒い

ご飯を食べない状態でこれらの症状にあてはまれば病気の可能性があります。

下痢や嘔吐は、消化器系疾患の可能性があります。

症状が見られた場合、嘔吐物や便の状態をチェック。

対処方法

◯獣医師に相談の上、栄養補給商品を取り入れる

老犬がどうしてもがご飯を食べない時

  • 嗜好性や栄養価が高いドッグフードに変更してみる
  • 嗜好性が高く栄養価が高いドッグフードを与える事で犬がご飯を食べる量が増える
  • 少量でも栄養を摂取しやすい
  • 老犬に適した成分が含まれる(元気になる)

といったメリットがあります。

お別れが近付いている

寝たきりになった老犬が、水も食事も食べたくないという反応をみせたときは、お別れが近付いているのかもしれません。犬は死が近付いてきたときに、ご飯を食べなくなることがあります。

これまでの「食べない」とは違う、「どうしても食べない」時期がやってきます。

口から食べることが生きることの第一条件なので、点滴などの処置を行っていない場合は、まったく食べなくなってからの余命は短く、数日くらいとなります。

数日は、3日であったり7日であったり多少の差がありますが、それはその犬の残っている体力次第ということになります。

最期の症状

最期の症状もそれぞれではありますが、吐く、下痢を繰り返すようになる、けいれんがみられるなどがあります。

対処方法

◯体重1kgあたり50〜70mlの水分を1日に与える

◯獣医師と相談の上、強制給餌を行う

◯愛犬の好きな食べ物を与える

◯消化器官にチューブで直接流動食を流す

◯食べさせるのではなく寄り添う

老犬がご飯を食べない時の食べさせ方

温めて香りを立てる

フードは温めると香りが増し、嗅覚や味覚が衰えてきた老犬の食欲を刺激しやすくなります。電子レンジや湯煎で温めても構いませんが、フライパンで炒ると香りや食感が良くなるのでおすすめです。

温めたフードをそのまま与えると火傷する恐れがあるので、必ず人肌程度まで冷ましてから与えましょう。

トッピングを加える

嗅覚を刺激する方法として、トッピングを加えることも効果的です。チーズやかつおぶし、ジャーキーなどの食材は香りがよく、食欲が回復するかもしれません。

トッピングをする時は、フードの量を8割程度に減らして食事量を調整しましょう。

ご飯を柔らかくする

出汁や白湯などスープを入れをふやかします。

ドッグフードの場合はお湯でふやかす方法もあります。

消化器官の能力が低下している犬や歯がもろくなっている犬には、白湯でふやかしたフードが食べやすいでしょう。だし汁や犬用スープでふやかしてもOKです。ふやかすと水分も一緒にとれるので、脱水予防にもなりますよ。

半生やウェットタイプのフードに変える

年を取るにつれドライフードを食べなくなってきているなら、口内の乾燥が進んでいるか歯が弱くなってきているのかもしれません。ご飯を水分量の多いセミモイストフードやウェットフードに変えるだけで食いつきがよくなる可能性があります。

食べやすいフードを手作りする

歯や歯茎が衰えてきている老犬の場合は、食べやすい柔らかさのご飯を手作りするという手もあります。

ただし、手作りのご飯は栄養の配分が難しく、初めのうちは栄養バランスが崩れてしまうことも。ビタミンやミネラル、たんぱく質、カルシウムといった栄養素を過剰に摂取すると体調を崩す恐れがあるので、いつものドッグフードと一緒に与えるといいでしょう。

また、犬が食べてはいけないものを与えないようには注意が必要です。

記事:

鶏肉(ささみ、胸肉)

動物性のタンパク質が豊富で筋肉が衰えやすい老犬の体に必要なアミノ酸を取り入れることができます。

鶏肉は脂肪分が少ないのでお肉の中ではお腹が緩くなりにくいです。

調理方法としては茹でた方が脂肪分を落とす事ができて栄養成分も保たれやすくておすすめです。

魚にはDHAやEPAといった成分が含まれています。

認知症の予防や炎症の緩和といった作用があるので老犬にはおすすめの食材です。

キャベツ

ビタミンCと食物繊維が豊富。加熱すると栄養素が壊れやすいのでさっと茹でてから水で浸す事で栄養素も壊れにくいです。

アスパラガス

血流をよくする働きがあるるルチンと滋養強壮や疲労回復効果のあるアスパラギン酸が含まれています。

やや硬いので茹でて細めに刻んであげて混ぜてあげると食べやすいのでおすすめです。

はちみつ

フードにかけてあげると匂いもよく、犬の味覚の中でも感じやすい甘味なので食いつきUpにおすすめです。

量には注意が必要なのでお湯を混ぜて少し薄めてあげると良いでしょう。

さつまいも

食物繊維が豊富、低GI、甘みがある

火を通して柔らかくしてから与える。

手作りドッグフードであれば栄養バランスが取れていて食いつきが良い!

甘いものや好きなオヤツを与えてみる

犬は甘みを感じやすいとされており、味覚の刺激策として甘くて香りのいいサツマイモやバナナは喜んで食べてくれることがあります。好きなオヤツがあればそれをあげてもOKです。

ただし、人間の食べ物は危険なので犬用の食材を与えましょう。また甘いものやオヤツの与え過ぎは肥満の原因になるため、フードも用意することが大切です。

食事台やシリンジを使う

老犬になると飲み込む力や筋力が低下して、床に置いて食べる姿勢がつらくて食べられないというケースがあります。

食事台をつかって楽な高さに調整してあげると、首をあまり下げなくてもいいので老犬でも楽に食べられるでしょう。よくむせている場合は嚥下力が下がっているのかもしれません。柔らかいフードをシリンジで口に流し込んであげるのもおすすめです。

軽い運動やマッサージで触れ合う

老犬になると筋力低下や運動不足によるストレスが原因でご飯を食べないケースも見られます。そういったときは軽い散歩やマッサージでリラックスさせてみましょう。気持ちが落ち着き、少し体を動かして空腹感が生まれれば食欲がわくかもしれません。

少量づつに分けてご飯を与える

何も食べられない場合は水分補給と受診

いろいろ試しても老犬がご飯を食べてくれない場合は、水分補給が重要です。脱水防止のため、水分をスポイトで少しずつあげる、水分を軽く含ませたガーゼで口内を拭いて湿らせるなどの対策をとります。

何も受け付けないときは、緊急性が高い状態の可能性もあります。早めに動物病院へ連れていきましょう。

キャットフードを与える

フードを温めたり柔らかくしたり、フードを変更してみたりと、こうした工夫をすべて取り入れてみても食べてくれない場合には、猫のフードを使用してみてください。一般的に猫のフードは犬のものよりも嗜好性が高く作られているため、喜んで食べてくれることもあるのです。猫のフードを選ぶ際は、ドライではなくウェットタイプのものがおすすめです。

ただし、一般的に猫のフードは犬のフードより高カロリーなため、食べ過ぎは肥満や糖尿病の要因になる可能性があり注意が必要です。あくまでも食欲を出させるための一時的な処置にしてください。

食べさせ方

手にのせてご飯を食べさせる方法

寝たきりの犬にご飯を食べさせる方法

ご飯前に寝返りやマッサージをする

寝たきりになってしまっている老犬にご飯を食べさせる場合、寝返りを打たせたり、全身のマッサージをしてあげたりして、軽く体と筋肉をほぐしてあげてください。寝返りやマッサージをすると血液が全身に行きわたりますが、そうすると消化器官に集まる血液が少なくなって消化不良を起こしやすくなるため、食前食後の1時間は避けて行ってください。

体をあたためる

誤嚥しないように上半身を起こさせる

寝たきりの子にご飯を与える際は、誤嚥しないよう注意してあげてください。ご飯を与える際は寝たままではなく、上半身を起こしてあげましょう。食道から胃までがまっすぐになるよう座らせてあげると、誤嚥のリスクを軽減できます。座らせるのが難しい場合は、寝たままでもできるだけ上半身を起こしてあげてください。

少し難しく感じられるかもしれませんが、顎ではなく頭を上に上げるようにすることがコツです。少し意識するだけでも食べやすさが格段に変わりますので、ぜひ挑戦してみてください。

寝たきりの犬の食事で気を付けなければならないのは、「誤嚥(ごえん)」です。

老犬になるとさまざまな機能低下により、飲み込んだ物が食道ではなく気管に入ってしまう現象、「誤嚥」が起こります。

寝たままや、顎だけを上にあげた姿勢での食事は、飲み込む力が入れにくく、誤嚥する危険性も高くなります。

飲み込みやすくするため、また、リスクを避けるために、食事の際は上半身を起こし、食道から胃までがまっすぐになるように座らせてください。ソファやクッション、まるめた毛布などを活用し、姿勢を保持しましょう。

座らせるのが難しいなら、寝たままでもできるだけ上体を起こし、顎ではなく頭を上に上げるように意識してください。

誤嚥は老化により常態化し、嚥下(えんげ)障害を発症することもあります。常に愛犬の状態を把握し、姿勢や食事量、フードのやわらかさ、食べさせるスピードなどを調整しましょう。

口の準備運動には、ペースト状のごはんを塗った人差し指を口の中に入れ、舌のうえに置くという方法があります。

強制給餌について

老犬が自ら食事や水分を摂ることができない場合には、飼い主さんがシリンジや指を使って、強制的に食事を与える「強制給餌」をする方法もあります。

しかし、強制給餌はコツがいることや、愛犬にとって負担やストレスになることもあるため、行う際には素人判断せずに、強制給餌を行う必要があるか、獣医師に相談するようにしましょう。

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