はじめに結論として、愛犬がドッグフードを食べない場合は「なぜ食べないのか?」その原因をきちんと知る事が大事です。
なぜなら、飼い主の対処法が間違ってしまうとドッグフードを食べない事が今後増えてしまったり、愛犬の健康に悪い影響があるためです。
また、原因がきちんと分かれば後はその問題に対して正しい対処法を行う事で大抵の場合は良くなるためです。
自分では判断しにくいと思うかもしれませんが、犬の行動から見て分かるようにまとめています。
さっそくドッグフードを食べない場合の対処法についてざっくり説明しますが
- ドッグフードに工夫をしてみる
- ドッグフードを変えてみる
- 愛犬がストレスを抱えていないか確認をする
- 自分の愛犬がわがままになっていないかを確認する
- 年齢によって消化しにくくなっている可能性を考慮する
- 季節によってドッグフードを食べなくなる場合がある
- 口の中や体に痛みを感じていないかをチェックする
- 病気になっていないかを確認する
- メスの場合は生理(ヒート)によって食欲がなくなる事も
1.2ではドッグフードを工夫する事で解決する方法についてまとめており、比較的簡単に対処しやすい方法と言えます。
それ以降についてもドッグフードを食べない原因ごとに対処法をまとめています。
何度も言いますが、「食べない原因を知る事」は重要な事なので、飼っている愛犬に当てはまりそうと感じる所を参考にしてみて下さい。
簡単!アレンジするだけでドッグフードを食べるようになるおすすめ方法!

ドッグフードをアレンジする事で簡単に食べてくれるようになりますし、お金もそれ程かからない方法を載せています。
- 犬用のミルクや缶詰をトッピングする→A:味を替える方法
- ぬるま湯を足してふやかす→A:食感を替える方法
- ドッグフードをドライヤーやレンジで温める→A:匂いを際立たせる方法
- 手で直接あげてみる→食べやすいように気持ちに訴える方法
3の方法では温めてあげる事で香りが立ち、匂いが良くなるため食いつきが良くなると言われています。
1の方法以外にも、さつまいもやかぼちゃなどをトッピングしたり、ペースト状にして食べやすくしたりする方法もオススメです。
サツマイモやカボチャなら、無添加ですし食物繊維も入っているため腸を整える役割もあります。
これらの方法で犬の反応が良い方法を試してみる事が大事ですが、最初は出来るだけトッピング以外の方法を試してみる事をおすすめします。
なぜなら、味自体を替えてしまうと犬がおいしい味を覚えてしまうため、次に食べる時にもトッピングを求めるようになるためです。
食べない場合はドッグフードを変えてみる
もともと小食な犬は意外と多く、特に小型犬の場合は体が小さいためドッグフードを食べる量が少ない傾向にあります。そのなかでも
- トイプードル
- ポメラニアン
- チワワ
- パピヨン
- ペキニーズ
これらの犬種は特に小食である割合が多いと言われています。
犬も人間と一緒でいくらおいしいドッグフードであるからと言って、毎日同じドッグフードを食べ続けると飽きてしまいます。
ドッグフードの中には健康にも良くて犬にとってもおいしいドッグフードはもあります。
また、そういったドッグフードの場合は、あまり食べない犬でも栄養価が高いため少ない量でも体に必要な量の栄養を補給する事ができます。
お試しの場合は1袋を購入するよりは少ない量で犬に選ばせる方法も効果的です。
それにより、実際にどのドッグフードが愛犬にとっておいしいか判断しやすいので、試供品などを色々試してみると金銭的な無駄も少なくてすむのでおススメです。
ストレスが原因で愛犬がドッグフードを食べなくなる場合も?

ドッグフードを食べなくなる場合ストレスが原因となっている事も非常に多いです。
犬にとってストレスを抱えやすいケースとして
- 最近環境の変化があった場合→A:引っ越し・模様替え・家族やペットが増える・進学や就職などで家族が急に家を出ていったなど
- 最近散歩や遊びをしていない→A:運動不足である
- 恐怖体験→A:犬がビックリするような出来事
- さびしいと感じている→A:スキンシップなど飼い主がかまってあげていない
- 不衛生な環境で飼育されている→A:犬が生活している小屋やトイレが汚れている
- 苦手な人や犬猫が身近にいる
- 飼い主が家族同士で喧嘩をした
- お留守番の時間が長い
これらに当てはまる事はしていないでしょうか?
特に今まで出来ていた事(してあげていた事)ができなくなる場合など環境の変化に敏感な犬も多く、その場合可能であれば元の環境に戻してあげる事も考慮してあげましょう。
犬がわがままになりドッグフードを食べない場合も!
ドッグフードを「今日はあんまり食べたくない」という理由で食べない時に、今までよりおいしいドッグフードやごはんが出てきた場合どう考えるでしょうか?
犬は学習能力が高いため、「次も食べなければ、またおいしいドッグフードが貰えるかも!」と考えるようになります。
わがままになっていると次のような行動が見られます
・元気はあるけど食べない
・おやつはしっかりと食べる
・これといった体調不良はみあたらない
原因として
トレーニングやしつけの時におやつをあげすぎていませんか?
トレーニングやしつけの時は、例えば一枚のクッキーでも、一本のジャーキーでも、細かくして与えましょう。
食べなかったらご飯を下げる
やせ気味であり、太らせないといけない場合や、病気の以外では、フードを食べなかったらすぐに下げて、次の食事の時間まであえて空腹にするという方法もあります
また、食が細い子やシニアの子にはちゃんと食べたら必ず褒めてあげましょう
ペロッと速攻で完食する子もいますが、ゆっくり食べる子や食が細い子、シニアの子には特に、「よく食べたね!」と褒めてあげましょう。なかなか食べない子に、「何で食べないの?」「早く食べちゃいなさい!」と急かすのはだめです。
せっかくのごはんの時間が嫌になってしまいます。残りが少なくなった時に「もうちょっと!頑張って!」などの飼い主さんの一言で食べられる子もいますので、愛犬の様子を見ながら色々声をかけて褒めてみてください♪
食欲不振は老化のサイン!?

シニアになってくると、代謝の機能も衰えやすくどうしても食欲がなくなる犬が多いです。どうしても消化が低下していきますので、シニアになって食欲が落ちてしまう話はよく聞く話です。また、成犬用のフードだと、内蔵に負担をかけてしまいがちなので、シニア用のフードに切り替えることがおすすめです。
季節によってドッグフードを食べない事もある?
犬の食欲は季節性があることはご存知でしょうか?
春~秋にかけては熱中症や夏バテなども考えられます。
人間もそうですが、夏の暑い日が続くと夏バテして食欲がなくなるように、犬も夏場は食欲が減ってしまう為10~20%程度食事量が少なくなると言われています。
クーラーなどを使って夏は室内の温度を25~26度くらいに設定し、湿度も50%を超えないようにしっかり対策しておきましょう。
痛みを感じて食べたくても食べられない場合とその対処法
犬が身体の痛みを感じていると、ご飯を食べなくなることがあります。例えば、椎間板ヘルニアを発症している場合、頭を下げたり、腰を丸めたりすると首や背中に強い痛みが出てくることがあるため、食べたくても食べられない状況になってしまう場合もあります。
歯が痛い

愛犬の歯、きちんと見ていますか?歯石はついていませんか?
シニア(老犬)になってくると特に、どんどん歯と歯茎は弱っていきます。気付いたら歯が抜けていた、口臭がキツイ、鼻水が出ている、くしゃみをしているなどの症状があったら、それは歯周病のサインかもしれません。
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対処法
口の中で何が起きているのかを把握するのは難しいため、食べる時の様子がおかしいと感じた場合はかかりつけの動物病院で診てもらうようにして下さい。
歯や歯茎のトラブルに関しては、日頃から歯のお手入れを行っていれば予防できるもあります。食べた後は口の周りを拭く、毎日歯磨きをするなどして、歯の健康維持に努めましょう。
症状を見て病気が疑われる場合の対処法

・食事だけではなく、水も飲まない
おやつも食べない
・明らかに元気がない(ぐったりしている・寝てばかりいる・呼びかけても反応が鈍いなど)
・下痢や嘔吐などの症状が出ている
体重が極端に減った
体が震える
高齢犬は肝臓や腎臓などの内臓疾患にかかりやすいです。
誤飲の可能性もある
絶食期間は最大2日間である事を覚えておきましょう。
メスの犬の場合はヒート(生理)である場合も
ヒート(生理)の前後に食欲が変動することがあります。また、ヒートの状態のメスと一緒にいるオスも、興奮から食欲が狂うことがあります。この場合の食欲不振は一時的なものなので、特に心配する必要はありません。
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